Microsoftは米国で開催されたイベントにおいて、画面サイズが8インチ以下の端末、すなわちスマートフォンや大型ファブレット、小型タブレットなど向けに最適化されたバージョンの「Windows 10」を提供する予定だと述べた。
MicrosoftのOSグループ担当バイスプレジデントを務めるJoe Belfiore氏は、「使用するPCに最適な、素晴らしいコンパニオンとなるように設計されている」と述べた。
MicrosoftはWindows 10で、大きな賭けに出ている。同社はWindows 10への移行によって、Googleの「Android」やAppleの「iOS」に後れをとるWindows搭載携帯端末に対する関心が高まることを期待している。同社は、小型端末向けの特別なバージョンが用意されるとしても、Windows 10ではあらゆる端末で一貫した使用性を提供するとして売り込んでいる。
Windows 10のモバイル版は今回初めて、大型タブレットやデスクトップ向けのバージョンと同じ基盤上に構築される予定である。
同社は、Windows 10を「Windows Phone 8.1」搭載端末向けに無償アップグレードとして提供することも明らかにしている。
Belfiore氏は、Windows 10を搭載する小型端末向けのコミュニケーション機能をデモした。「Skype」のビデオおよび音声通話やメッセージのディクテーション機能などである。
Microsoftが「Windows Phone」で抱える最大の課題は、市場シェアである。同OSは、世界中のスマートフォンのわずか3%でしか稼働しておらず、大手ライバル企業2社に大きく引き離されて第3位の地位にある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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