宇宙輸送を手がけるSpaceXと電気自動車メーカーTesla Motorsの両社を率いるElon Musk氏は米国時間1月15日、Twitterに投稿し、ほぼ超音速のチューブ式輸送システム構想の実現に向けて、開発を加速させる決断を下したことを何気なく明かした。この構想は、2013年8月に初めて明かされた。
Musk氏は、今も理論段階にあるこの輸送システム用に5マイル(約8.047km)のテスト線路を建設して、学生や企業が使えるようにする予定だと述べ、候補地はテキサス州だと付け加えた。おそらく走行試験に使える平坦な土地が豊富にあるからだろう。
Musk氏は当初、自身が経営するSpaceXとTeslaのエンジニアの力を借りて、Hyperloopのアイデアを披露し、彼らの研究成果を57ページの概念書にまとめて発表した。この概念書は、世界中のメディアで取り上げられた。これまで、Musk氏はこのプロジェクトに関して、はっきりと不干渉を貫き、Hyperloopはオープンソースの共同プロセスのままだと述べてきた。Musk氏の計画、そして、テスト線路にSpaceXとTeslaの社員がさらなる協力を提供するのかどうかについて、SpaceXはコメントを控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」