Microsoftが米国時間1月21日に開催予定の「Windows 10: The Next Chapter」イベントが間近に迫っている。同イベントでは、Operating Systems Groupのチームが準備を進めてきたモバイル向け「Windows 10」のプレビュー版の発表が予想されており、Microsoftはその起爆剤として「Windows Phone」を利用している。
Microsoftは先週末、「Windows Phone Store」で「Phone Insider」アプリケーションを公開した。現在のところ、同アプリケーションを利用できるのはMicrosoftの従業員のみだが、Microsoftウォッチャーの多くは、同社は来たるべきモバイル向けWindows 10プレビュービルドを発見する助けとしてこのアプリケーションを利用するのではないか、と予想している。
Phone Insiderの実行には、「Windows Phone 8.1」が必要だ。同アプリケーションは次のように説明されている。
「Phone Insiderアプリケーションは『Windows Insider Program』の登録ユーザーに対して、スマートフォンでリリース前のOSアップデートをMicrosoftから直接受信できる機能を提供する。Windows Insider Programへの登録について詳しい情報を知りたい人は、http://insider.windows.comにアクセスしてほしい」
Microsoft関係者が2014年12月に述べたところによると、既に150万人以上のユーザーがWindows Insider Programに登録し、Windows 10をテストする資格を得ているという。
複数の情報筋によると、Microsoftは2015年1月21日、Windows 10のモバイルSKUの第1弾パブリックテストビルドを披露するとみられているという。そのテストビルドが1月21日に公開されるのか、それとも少し後に公開されるのかは分からないが、公開は早くても同イベントの数日後になるのではないか、といううわさを筆者は耳にしている。
1月21日、またはその前後にデスクトップPC向けWindows 10のプレビュー版のアップデートが公開される可能性も高い。デスクトップ向けWindows 10のプレビュー版が最後に正式にリリースされたのは、2014年11月のことだ(ただし、その後でもっと新しいビルドが非公式に何度か流出している)。
MicrosoftのOperating Systems Group(OSG)でData & Fundamentals部門を統括するGabe Aul氏(Windows Insider Programの統括者でもある)は以前投稿したツイートの中で、Microsoftが次期Windows 10プレビュービルドの公開日を1月21日に発表する予定であることを述べたが、具体的な日付は明かしていない。
MicrosoftはWindows 10の一部として開発している新しい「Spartan」ブラウザとタッチファースト版「Office for Windows」のプレビュー版を1月21日のイベントで披露するのではないか、と筆者は考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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