ミクシィは1月8日、開発者向けのテストアプリ配信サービス「DeployGate(デプロイゲート)」を事業譲渡することを発表した。2月28日に、DeployGate事業責任者である藤﨑友樹氏が代表を務めるデプロイゲート社に譲渡する。譲渡に同意したユーザーの利用情報については、デプロイゲートに移管して管理するとしている。
事業譲渡についてミクシィは、「新規事業を創出する組織イノベーションセンターで定める基準のもと、サービス展開を続けてまいりましたが、ミクシィ社が考えているスピード感で今後想定している事業規模を目指すのは難しいとの判断に至りました。今後の展開について検討していたところ、DeployGateの事業責任者より、『さらなる可能性を追求したい』との提案を受け事業譲渡を決定しました」と説明している。
DeployGateは、2012年9月にサービスを開始したiOS/Androidアプリ開発者向けのテスト版配信サービス。アプリの開発者や企画者が、チームのメンバーやテスト担当者などに対して、テスト版アプリをワイヤレス(リモート)で配付できる。通常、テストアプリを配布するにはスマートフォンとPCをUSBケーブルでつなぐ必要があるが、同サービスでは開発者から届いた招待メールから簡単にテストアプリをダウンロードして利用できる。
アプリ提供者は、各端末でのテストアプリの動作ログやクラッシュレポートを管理画面でリアルタイムに確認できる。また、テストアプリの更新版を端末にプッシュ通知したり、端末紛失時にリモートでアプリの利用を停止することも可能だ。
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