2014年に製品やプロジェクトの開発資金をKickstarterで獲得しようとした人々による調達資金総額は5億2900万ドルにものぼった。
Kickstarterは、アイデアを実現するための資金を公募することのできるサイトである。同サイトは米国時間1月6日、2014年のクラウドファンディング実績を公表した。「2014: By The Numbers」(数値で見る2014年)と名付けられた2014年を総括するレポートの中でKickstarterは、2014年に同サイトで資金調達に成功したプロジェクトが過去最高の2万2252件であったことを明かした。
Kickstarterは2009年の創設以来、発明家や起業家などがさまざまなプロジェクトの資金を調達するための手段として人気を集めている。このような人々はこれまで、資金を調達するには銀行やベンチャーキャピタリストを頼らなければならない場合が多かった。しかしKickstarterでは、一般大衆がプロジェクトに出資し、その見返りとして出資額に応じた一定の利益を得る。2014年の調達総額からは、同サイトが発明家、開発者、デザイナーの卵にとっての資金調達源となり得ることを示している。
ほぼすべての国にわたる330万人もの人々が2014年、Kickstarterで出資した(2013年の同サイトにおけるプロジェクト出資者数は300万人、出資総額は4億8000万ドル、資金調達に成功したプロジェクト件数は1万9911件だった)。出資者の200万人以上が米国居住者で、それらの人々による2014年出資総額は3億3500万ドルを超えた。初めてプロジェクトに出資した人は200万人以上、複数件のプロジェクトに出資した人は77万3824人以上、10件を超えるプロジェクトに出資した人は7万1478人、100件を超えるプロジェクトに出資した人は1125人だった。
出資額が最も多かったのは8月で、2311件のプロジェクトが資金調達に成功した。9つのカテゴリで資金調達に成功したプロジェクト件数が1000件を超え、成功プロジェクト件数が最も多かったカテゴリは、音楽、映画(ビデオ)、出版だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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