北朝鮮のインターネットは、完全に閉鎖されたように見える状態がしばらく続いた後、どうにかオンラインに戻った。
調査会社のDyn Researchによるインターネットパフォーマンス解析は、北朝鮮国内のインターネットが1日がかりで問題を悪化させた後、何時間にもわたって「完全に落ちた」ことを示した。しかし、国営の新聞2紙は現在オンラインに戻っており、そのうち1紙は同国の指導者である金正恩氏がナマズの養殖場を視察した様子を伝えている。
とはいえ、北朝鮮は安定したオンライン状態を維持するのに苦労しているようだと、Dyn Researchは米国時間12月22日の夜にツイートし、翌23日にかけて再びツイートした。
Internet of North Korea down again at 15:41 UTC. Second blackout since last night's restoration of service pic.twitter.com/TLI7VOdbi0
— Dyn Research (@DynResearch) 2014, 12月 23
サイバーセキュリティの専門家らは、北朝鮮が分散型サービス拒否(DDoS)攻撃を受けていたのではないかと推測している。
北朝鮮の全体主義体制下で、国民がインターネットでアクセスできる先はすでに制限されており、主に党のイデオロギーを広める国営の報道機関が占めている。北朝鮮のイントラネットは、わずか4つのネットワークで中国を経由してグローバルインターネットに接続している状態であり、同国はサイバー攻撃に対して脆弱だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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