Facebook、マイクロソフトの「Bing」検索の使用を終了

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年12月15日 08時06分
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 Facebookは、ウェブ検索結果の表示にこれまで4年間使用してきたMicrosoftの検索エンジン「Bing」を、もう使用しないことを明らかにした。Microsoftは、少数ながら高額のFacebook株式を今でも保有している。

 Facebook広報担当者は声明で、「現在は『Facebook Search』でウェブ検索結果を表示していない。Facebook上で共有されているものをユーザーが検索できるよう支援することに力を入れているためだ」と述べた。

 Microsoftもこの動きを認め、基本的にFacebookの声明と同様のことを伝えた。Microsoftの広報担当者は米国時間12月12日、「Facebookは最近、検索機能を変更し、ユーザーが広範囲に及ぶウェブ検索結果ではなく、Facebook上で共有されている情報を取得できるようにすることに力を入れている」と述べた。

 ただし、他の分野では提携を継続することを両社は強調した。

 決別のようにも見えた今回の動きは、驚きでもあり、予期されていたものでもあった。Facebookは、同社のソーシャルネットワーク内で情報を検索するユーザーを支援することを主な目的とする独自の検索技術を構築している。同社は2年前、「Graph Search」を発表した。Graph Searchは、「Coldplayと『X-Men』の映画が好きで、サンフランシスコに住んでいる大学のクラスメート」といったクエリによって友達をふるい分けるための手段だ。

 Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏にとって、検索は、同社が進めている最も重要な取り組みの1つだ。同氏は、検索と、Facebookの写真メッセージサービス「Instagram」およびメッセージアプリ「WhatsApp」のユーザーが今後5年間のうちに10億人に達すると期待してもいる。同氏は10月の電話会議で、「その規模に到達した時点で、単体で意味のあるビジネスになり始めると考えている」と述べた。

 世界最大の検索プロバイダーであるGoogleに対抗してMicrosoftが提供するBingにとっても、今回の動きは痛手だ。業界調査企業comScoreによると、10月の時点でウェブ検索に占めるGoogleの割合は67%、MicrosoftのBingは20%弱だという。FacebookによってBingの市場シェアがどれだけの影響を受けるかは不明だ。

 一方、明らかなのは、FacebookとMicrosoftの関係が7年前ほど強くはないということである。ソフトウェア大手Microsoftは7年前、Facebookの株式1%を、同社の時価総額を150億ドルとして2億4000万ドルで取得した。Facebookの現在の時価総額は2110億ドルを超えるため、MicrosoftがFacebookとの関係を断ち切りたくないと思う理由は存分にある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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