「Android 5.0 Lollipop」の公開によりAndroidの外観が様変わりした。Googleがそのデザイン言語「Material Design」を自社のiOSアプリに持ち込むのは当然の成り行きだ。
検索大手のGoogleはまず、「Google」アプリに手を付けた。Googleアプリでは以前から、Google検索へのアクセスや、Google Nowのカード、リマインダーといった機能が提供されている。
Googleは今回、見た目の刷新に加えて、アプリを使いやすくする便利な機能を追加した。これによりGoogleアプリは、さまざまなGoogle検索のためのアプリとして「Safari」に取って代わる強力な候補になったと言ってもいいだろう。
これまでのGoogleアプリは、検索履歴を見るためにはタップやスワイプで画面を行き来する必要があった。また、検索履歴に何とかたどり着いても、そこからの操作はあまり直観的ではなかった。
そこでGoogleは、今回のアップデートでLollipopのマルチタスクUIをGoogleアプリに持ち込んだ。検索履歴を、Lollipopで起動したアプリの履歴のように、カードのスタックとして表示するようにした。
マップ検索を「Google Maps」アプリにリダイレクトするのではなく、Googleアプリ内でGoogle Mapsを直接検索できるようになった。
検索クエリを入力する際、検索バーの下にある「マップ」をタップすると、アプリに組み込まれたGoogle Mapsが起動する。また、検索時にマップに変更するのを忘れても、検索結果にマップのプレビューがあれば、これをタップしていつでもマップモードに切り替えられる。
組み込まれたGoogle Mapsは、マップの拡大縮小、周辺への移動、場所の詳細表示など、スタンドアロンのGoogle Mapsアプリと同じように使うことができる。
「OK Google」という注目ワード機能は以前からあったが、今回新たに、青いマイクのアイコンが常に表示されるようになった。つまり、OK Google機能を有効にしておけば、Googleアプリの使用中はいつでも、「OK、Google」とつぶやくことで音声検索を開始できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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