「Google News」、スペインで終了へ--「Google税」求める法律可決を受け

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年12月11日 15時31分

 Googleは、同社サービス「Google News」の提供をスペインで終了する計画だ。これは、現地パブリッシャーのコンテンツを使用するコンテンツアグリゲーションに料金の支払いを求めるという法律が最近になって可決されたことを受けたものだ。

 Googleは同社の欧州ブログで現地時間12月10日、新しい著作権法が施行される1月より前の12月16日にGoogle Newsの提供を停止し、スペインのパブリッシャーを同サービスから除外する予定であると述べた。今回発表されたサービス終了は、Googleと欧州の新聞社で長年にわたり繰り広げられてきた争いの最新事例となる。

 いわゆる「Google税」は、10月に可決されており、ニュース記事のリンクや引用を投稿するアグリゲーションサービスに対し、スペインの新聞業界を代表する団体Association of Editors of Spanish Dailiesへの料金の支払いを求める。支払いを怠った場合、最大60万ユーロ(約75万ドル)の制裁金が課せられる可能性がある。

 「この新しい法律は、スペインのパブリッシャーそれぞれに対し、好むと好まざるとにかかわらず、Google Newsのようなサービスがごくわずかでもパブリッシャーの出版物の抜粋を表示することに料金の支払いを求めることを要求している」とGoogle Newsを統括するRichard Gingras氏はブログ投稿で述べている。「Google News自体は売り上げを生まない(同サービスでは広告は表示されていない)が、この新しいアプローチを継続することは単純に可能ではない」(Gingras氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。

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