動画撮影に関して言えば、デフォルトのUHD(4K)動画キャプチャー機能を使ったクリップの品質は非常に高い。色もシャープさも上々で、照明が変化する状況での、ソフトウェアによるフォーカスや細部の調整は素晴らしいものだった。4Kの動画ファイルは大きすぎてニーズに合わないという場合は、1080pや720pの解像度に落とすこともできるが、それ未満には設定できない。
同様に、前面カメラでは1080pのHD動画が撮影できるが、これも720pか480pのサイズに落として、共有しやすい小さく鮮明な動画にすることができる。
Nexus 6のテストは、T-Mobileのネットワークを使用して、米CNETのサンフランシスコオフィスで行った。通話品質は、屋内でも屋外でも素晴らしかった。通話が切断されたことはなく、音声の品質は一定で、目立ったうなりや雑音もなかった。通話テストの相手の声は、ゆがみのないクリアな音で聞こえ、音量も適切なレベルだった。通話の向こう側でも、音声はクリアだという話だった。こちらの車通りが多く、建設現場の音が聞こえる戸外で通話しているときも、テスト相手には背景ノイズが聞こえなかった。
スピーカーを使用した通話の音質も、通常の通話で聞いた音に近いものだった。ただし、最大音量はもっと大きくすべきだろう。テスト相手の声はクリアに聞こえたものの、その声の音量は予想していたよりも小さく、音量を最大まで上げても小さく感じた。また、こちらの声を届けるには、デバイスを比較的顔の近く(45cmほどの位置)に置いておく必要があった。前面にデュアルスピーカーグリルが配置されており、音楽や動画を見るときにはまったく音量に問題がなかったことを考えると、これは不思議だ。
T-MobileのLTEネットワークのデータ通信速度は良好で、同社のネットワークの従来の結果と同じ水準の結果が出た。ただしこの結果を吟味する際には、データ通信速度は、場所や時間帯などのさまざまな要因によって変わることを念頭に置いておいてほしい。Ooklaの「Speedtest」アプリで計測したところ、Nexus 6では、ダウンロードで平均10.11Mbps、アップロードで平均8.97Mbpsの速度が出た。また、43.70Mバイトのゲーム「Temple Run 2」のダウンロードとインストールに、約2分53秒かかった。
ウェブページの表示には、米CENTのデスクトップサイトの読み込みに10秒かかった。The New York Timesのモバイル版サイト、デスクトップ版サイトの読み込みにはどちらも約7秒かかり、ESPNのモバイル版サイトおよびデスクトップ版サイトには、それぞれ4秒と15秒かかった。
平均4G LTEダウンロード速度 | 10.11Mbps |
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平均4G LTEアップロード速度 | 8.97Mbps |
Temple Run 2のアプリダウンロード(43.70Mバイト) | 2分53秒 |
米CNETデスクトップサイト読み込み時間 | 10秒 |
再起動時間 | 1分16秒 |
カメラ起動時間 | 2.48秒 |
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