ヤフーは12月2日、iOS 8用キーボードアプリ「Yahoo!キーボード」を公開した。利用は無料。オムロンソフトウェアが開発した変換エンジン「iWnn(あいうんぬ)」を使用しており、日本語特有のキーボード操作や変換に合わせた機能を備える。
日本語/英字/数字などの入力モード切替をスムーズに行うための「スワイプ切り替え機能」を搭載。また、大文字と小文字をスワイプで切り替えられるほか、大文字のみの単語や固有名詞の入力が簡単にできる「英字入力モード」も利用できる。文字の修正は、修正箇所をタップするのではなく、左右のボタンで修正箇所までカーソルを動かす方式だ。
主な変換の種類は、通常予測、繋がり予測、あいまい予測、状況適応予測、英字かな変換、日時変換、時刻変換など。今後、「Yahoo!検索」のデータより流行語をピックアップして辞書データベースに追加する予定という。
キーボードの背景画像は変更可能。約100種類の背景テーマが用意されているほか、カメラロールの画像を設定することもできる。キャラクターとコラボした背景テーマなども今後追加していくそうだ。
AppleはiOS 8で初めてサードパーティ製のキーボードを対応させた。日本国内ではジャストシステムの「ATOK for iOS」、バイドゥの「Simeji(シメジ)」などが先行している。
◇Simejiの強みは“色物っぽい”ところ
矢野りん氏が語る日本語入力アプリ「Simeji」--iOS版の開発秘話からあの事件まで
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