欧州議会はGoogleに分社化を求める準備を整えつつあるという。Financial Times(FT)が英国時間11月21日に報じた。
FTによって報じられた決議案は、Googleの検索エンジンを他の同社サービスから切り離す、つまり「分離させる」ことをGoogleによる独占への対抗策として提案している。この決議は、欧州議会の2大勢力から支持されているとFTは報じている。
欧州委員会は、コメントの求めに直ちに応じなかった。Googleは、コメントを発表していない。
今回の事態の背景には、Googleの影響範囲の広さ、そして、その影響力を乱用して競合他社に損害を与える可能性に対する懸念がある。欧州議会は、同社を分社化させる公的な権限を持ってはいない。しかし、今回の動きは、欧州連合における法案の提出権を持つ欧州委員会に対し、行動を起こすよう求める圧力を高めることになる。
FTによると、欧州議会での採決は27日に予定されているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築