フリービットの仮想移動体通信事業者(MVNO)によるスマートフォン事業「freebit mobile」が1周年を迎えた。同社は11月17日に記者説明会を開催し、通信速度の高速化や、PCと連携する統合ソフト「ONE」の提供など、サービスや販売における新戦略を発表した。
MVNOとしてモバイルの新しい仕組みを作り、市場シェア1%を確保することを目標に、フリービットがfreebit mobileを立ち上げたのは2013年11月。それから1年が経過した現在、MVNOによるサービスが“格安スマホ”として注目を集め、国内100万台を突破するなど市場創出につながったと、同社代表取締役社長の石田宏樹氏は振り返る。
石田氏は、ハードとネットワーク、販売を一貫して手掛けることで低価格を実現するビジネスモデルや、自社の特許技術を用いたサポート、MVNOながら店舗を設ける販売戦略などによって、ユーザーから高い評価を得ることができたと説明。その上で見えてきたfreebit mobileのターゲットは、スマートフォンをまだ利用していないフィーチャーフォンユーザーだと話す。
フィーチャーフォンユーザーがスマートフォンを購入しない最大の理由は、フィーチャーフォンの利用に不自由を感じていないことだ。しかし、石田氏は「フィーチャーフォンは世界的に作ることが難しくなってきており、端末数自体減少傾向にある」と話す。「料金が高い」「セキュリティが不安」「操作が難しそう」といったスマートフォンのイメージを同社のテクノロジを用いて変えることで、スマートフォンへの移行を進めたいとしている。
料金面の新施策として発表されたのが、通常時の通信速度の高速化と、動画やアプリなどを利用する際に用いる「高速化チケット」の低価格化だ。freebit mobileの通信速度は従来250~300kbpsだったが、12月1日からは500~600kbpsに倍速化。さらに高速化チケットも、100Mバイト当たり250円であったのが、1Gバイト当たり300円へと大幅に増量されている。
高速チケット使用時に、アプリに応じて通信速度をコントロールする「マイプラン設定」も改良し、新たに1日当たりの高速通信利用量を自由に設定できるようになるとのこと。「入会時にプランを選ばせるのは事業者側の論理であり、料金プラン選択の難しさにつながっている」と石田氏は話しており、マイプラン設定ではユーザーの使い方に応じた料金プランを、自由に設計できるようになるとしている。
また料金に関してもう1つ、IP電話の無料通話分と高速通信のチケットをセットで提供する「フラットパック」も改定が加えられ、月額500円でIP電話の無料通話分が60分相当、高速チケットが1Gバイト分(動画7.5時間相当)になるとのこと。こちらも12月1日より提供を開始する予定だ。
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