Facebookは11月11日、メッセージングアプリ「Messenger」の月間アクティブ利用者数(MAU)が5億人を超えたことを発表した。同社の第1四半期決算発表資料によれば、3月末時点でのMAUは2億人だった。7月下旬にFacebookアプリにおけるメッセージ機能の廃止が確実になったことから急成長したものとみられる。
MAU5億人突破に対し、Facebook日本法人は「多くの人に使ってもらっているという事実を受け止めることができた。今後、安定性や機能などプロダクトの質を気にしながら、ユーザーの使い方を把握し、それに合った改善を施していく」とした。
Messengerではテキストに加え、動画や写真、PDFなどのファイルがユーザー間で送受信できるほか、グループチャットや無料音声通話が可能。また、LINEとは趣きの異なる数々の「スタンプ」も特長だ。9月には、Facebookの投稿のコメント欄でもスタンプを使える機能が世界に先駆けて日本で公開された。
スタンプは週1回のペースで新作が追加されている。Facebook日本法人によれば、スタンプの選定基準は「世界各国の地域で、多くの人々が楽しんで使えるもの」。スタンプの制作パートナーとの契約上、各国限定のものもある。送信されたスタンプは他国のユーザーも閲覧できるが、ダウンロードはできない。
「日本で人気のスタンプ」として9月に発表されたランキングで1位だったのは、フレンチブルドッグのキャラクタ「マグジー」だった。ランキングはその後発表されていないが、新たなスタンプが次々に追加されているため、現在ではまた異なる結果となりそうだ。
なお今後も、有料スタンプを販売したり、ユーザーがオリジナルスタンプを自作し販売できる「LINE Creators Market」のようなサービスを展開したりする予定はないという。
ユーザーにまだあまり知られていないと思われる、Messengerを使う上でのテクニックをまとめておく。
スタンプをロングタップ(長押し)すると、画面中央にスタンプが拡大されて表示され、動きのあるものはそのモーションもわかる。指をスライドさせれば、そのまま他のスタンプも拡大できる。長押し後は指を離してもスタンプは送信されない。
誕生日などの記念日には、テキストだけでは伝えきれない思いをボイスメモで声に乗せて送ると喜ばれそうh。録音ボタンをタップしながらメッセージを吹き込み、指を離すと自動で送信される。もちろん通話機能を使ってもいいが、ボイスメモならいつでも再生できるメリットがある。
チャット画面右上のインフォメーションボタンから「写真」をタップすると、過去にその相手とやり取りした画像を一覧できる。
グループチャットは名前とカバー画像を変更できる。グループ作成時だけでなく、作成後でも変更可能だ。
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