AmazonとHachetteは争いを止めることで合意し、Amazonが電子書籍の大幅な割引を行えるかどうかをめぐって数カ月前から続いていた見苦しい戦いに終止符を打った。
Amazonも、フランス企業Lagardère Publishingの子会社であるHachetteも、米国時間11月13日に合意した契約条件を発表していないが、両社は共同声明で、今後はHachetteが自社の発行する電子書籍の価格設定権を有することを確認した。契約は2015年から発効し、両社は正常な関係を回復する。米国第1位のオンライン小売業者であるAmazonは、過去数カ月間の振る舞いを大きく転換し、今後はプロモーションでHachetteの書籍を大々的に取り上げる。
電子書籍の価格を設定できるかどうかをめぐって出版社と戦ってきたAmazonは5月、Hachetteの近刊書の予約注文ボタンを削除し始め、在庫の補充を拒むようになった。Amazonは、両社が合意に達することができなければ、Hachetteとのライセンス契約が失効すると警告し、Hachette書籍の仕入れをストップして、米国の顧客に対する発送の遅れを招いた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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