Reutersの米国時間11月12日の報道によると、米Yahooの上位10人の株主のうち少なくとも2人は、AOLが同社と合併し、経営することを望んでいるという。
報道によれば、投資家たちはMarissa Mayer氏の黒字転換への取り組みに不満を抱いているという。Mayer氏は2012年にYahooの最高経営責任者(CEO)に就任して以来、同社の売上高と利益の回復に努めている。Mayer氏のCEO就任以降、Yahooの株価は急上昇したが、Reutersによると、Yahooの全体的な事業内容、そして、中国の巨大Eコマース企業Alibabaの株式を所有していることを考慮すると、Yahooの株式は依然として過小評価されている、と一部の投資家は考えているという。
Reutersによると、先述した2人の株主は、AOLのCEOであるTim Armstrong氏と既に会談し、同氏が合併のアイデアとそれがもたらす利益の可能性に関心を示したと述べたという。
ただし、Reutersは、これらの投資家とAOLに近い2つの情報筋の双方の話として、Armstrong氏が取引の可能性を軽視していることを報じている。両社が合併について正式に協議したことはなく、Armstrong氏は、「友好的な取引」のみを受け入れると述べたという。
米CNETはYahooにコメントを求めたが、すぐに得ることはできなかった。AOLはコメントを拒否している。
Mayer氏がYahooの収益力を向上させていないことに不快感をあらわにしているのは、この2人の株主だけではない自らを「Yahooの重要株主」と称する投資管理会社Starboard Valueは9月、Mayer氏宛てに公開書簡を送り、同氏にAOLを買収するよう求めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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