起業して成功している人たちは、何がきっかけで成功した製品やサービスの提供を始めたのか、また、どのような過程を経て「成功している」と言えるまでに至ったのか。これは多くの人が興味を持つ話題だ。本書には、既存の製品やサービスを、新しい発想でこれまでとはまったく違ったものに変えて成功した7人の起業家たちの成功までの道のりが記されている。
誰しも、常に順風満帆でやってこられたわけはない。成功の鍵は、苦しい状況に置かれても、それを乗り切る強さや従来の考え方に捕らわれないしなやかさだ。そして7人のインタビューで分かるのは、皆、無我夢中でやってきて「気づいたら今の成功があった」ということ。自分がいいと信じる製品やサービスに、本気になって取り組んできたからこその「今」なのだ。
今の自分は、解決方法があるのかどうか、皆目見当もつかないような難題を抱えていたり、真っ暗な中を手探りで進んでいるような不安な状況にあるかもしれない。しかし目の前の障害を1つずつ乗り越えたり、壊したりしながらも進んでいった先には、今までとはまったく違った景色が見えるだろう。本書の中の成功体験が活路を見出すヒントになるかもしれない。
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