Microsoftは米国時間11月3日、「RemoteIE」のプレビュー版を公開した。ウェブ開発者は「Azure RemoteApp」を介した同サービスを利用することで、Microsoftの次期OS「Windows 10」のテクニカルプレビューに搭載されている「Internet Explorer」(IE)の最新版で自身のウェブページをテストできる。Windows 10の仮想マシンをインストールしたり設置したりする必要はない。
サービスを利用するには、RemoteIEサイトで登録して、「Windows」「OS X」「iOS」「Android」のいずれかに対応するクライアントアプリケーションをダウンロードする必要がある。キーボードのF12キーを押すか、IEのメニューから選択すれば、IEの開発者ツールにアクセスできる。
「これは今後、Windows 10を利用していない開発者が最新のIEプレビュー版をテストするための推奨方法になる」と、MicrosoftのプログラムマネージャーAnton Molleda氏はブログ投稿において述べている。
RemoteIEは「Windows Server 2012 R2」をベースにしているため、IEの以前のバージョンはテストできないが、Microsoftはこの問題に関心を寄せていると述べており、またユーザーはIEの互換モードを利用すれば、旧バージョンでページの表示をテストすることも可能だ。
「残念ながら『IE6』には対応していない」と、MicrosoftはRemoteIEのFAQページで説明している。「RemoteAppはWindows Server 2012 R2をベースにしているため、利用できるバージョンは、『IE11』およびIE11のエンタープライズモードになることに注意してほしい」
Microsoftによると、RemoteIEはまだプレビュー段階のため、テストセッションは1時間で終了となる。またはアイドル時間が10分続いた場合もセッションは切断される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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