Nokiaという名称を除いた初の「Lumia」端末をまもなく発表することを、Microsoftが明らかにした。しかし、Nokiaブランドが携帯端末から完全に消えるわけではない。エントリレベルの携帯端末には引き続きNokiaの名称が使われる予定だ。
Microsoftは、4月にNokiaの携帯端末事業を72億ドルで買収しており、同部門によるLumiaブランドの携帯端末の提供を続ける予定だ。Nokiaは企業として存続するが、携帯端末の開発にはもう関与しない。Microsoftは買収の一環として、Nokiaという名称を新製品でしばらく使用する権利を取得しているが、その名称を段階的に廃止し、「Microsoft Lumia」というブランド名で新製品を提供する予定だ。
Microsoftの携帯端末マーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めるTuula Rytila氏は、Microsoftウェブサイト上のブログ投稿で、「Microsoft Lumia端末をまもなく発表することを楽しみにしている」と述べた。同氏は今回の変更を「自然ななりゆき」とし、その動きによって現在提供されている「Nokia Lumia」端末が時代遅れになるわけではないとした。
一方、「Nokia 130」などのエントリレベルの端末は引き続き、なじみのあるNokiaブランドで販売される予定だ。MicrosoftはNokiaブランドを使用する権利を、Nokiaからライセンス供与されている。これらの廉価モデルはMicrosoftにとって重要なものだ。業界では、インドや中国といった開発途上国からの収益生成に目が向けられているためである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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