Appleは米国時間10月22日、特許侵害訴訟でGPNEに勝訴した。陪審団は、Appleのデバイスについて、特許不実施主体(Non-Practicing Entity:NPE)であるGPNEの所有するモバイル技術を侵害していないとの判断を示した。
GPNEをパテントトロールと呼んでいたAppleは、声明で今回の評決を「喜ばしく」思っていると述べた。
Appleはまた、米議会に対し、実際には何も作らず、所有する特許を使用していない企業による訴訟を防ぐため、特許制度の改革に取り組むよう求めた。
GPNEは、複数の携帯電話ネットワークを結ぶ通信技術に関する2件の特許をめぐって、2011年にAppleを提訴した。2014年10月に入り、GPNEは陪審団に対し、AppleはGPNEの特許を侵害している「iPhone」および「iPad」を販売しており、この件に関してGPNEに9400万ドルを支払う必要があると主張した。この訴訟の対象となったのは、「iPhone 4」「iPhone 4S」「iPhone 5」「iPad 2」「iPad 3」「iPad mini」だ。
Appleは、問題の技術はページャーを対象としており、同社はこれを販売していないと反論した。そして米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所サンノゼ支部の陪審団は、最終的にAppleを支持する判断を示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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