Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるCraig Federighi氏は、同社モバイルOSの最新版である「iOS 8.1」が多数の新機能を搭載して、米国時間10月20日に公開されると発表した。
この新しいバージョンにより、「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を対象とした「Apple Pay」決済システムが提供開始される。ユーザーは、Apple Pay対応のカードリーダーに端末をかざすことによって、実店舗での支払いを済ますことができるようになる。
iPhone 6とiPhone 6 Plusより前の世代の端末は、このソフトウェアップデートを適用してもApple Payを利用できない。
また、Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は、同サービスを9月に最初に発表してからさらに多数のクレジットカード発行元と契約を結んだと述べた。Cook氏は、2014年末までにさらに多くの販売業者でApple Payが利用可能になる予定だとも述べた。
それ以外に、「iOS 8」で削除された「カメラロール」機能が復活するが、その一方で「iCloud Photo Library」のベータ版も追加されている。今回のアップデートでは、「Continuity」という機能が提供され、ユーザーは、「Yosemite」を搭載する「Mac」からテキストや通話の送受信ができるようになる。また、「Handoff」も提供されている。Handoffは、ユーザーがある端末で開始したドキュメント作業を、iOS 8.1またはYosemiteを搭載する別の端末で続行できるようにする機能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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