CEATEC JAPAN 2014

ITテクノロジが集結する最新のクルマ--CEATEC 2014に見る自動車メーカー - (page 2)

シバタススム2014年10月09日 15時09分

IT技術が車の快適性や進化へ結実する

 IT技術が車に使われた例として注目したいのが、自動運転と画像解析技術だ。マツダは自動走行システムを搭載した「アクセラ」を出品。テストコートを人間が運転するかのように最高時速120kmでの走行に成功したとのこと。これはGPSと地上のビーコンを使って車の現在位置を正確に把握しつつ、マツダが培った車輌制御技術で実現したものだ。ただ、自動運転といっても人に代わって車が運転するのではなく、あくまで人間の運転をアシストするためのものとのこと。

自動運転装置をシステムを搭載したマツダの「アクセラ」
自動運転装置をシステムを搭載したマツダの「アクセラ」

 例えば、運転中に突然具合が悪くなったり、居眠り運転をしそうなときに、車が自動的に路肩に停車するといったことを想定する。

 Clarionはポルシェと共同開発した全周囲俯瞰カメラシステムを出品。フロント、リア、サイドに搭載したカメラからの映像をカーナビで確認しながら運転できる。他社でもある技術だが見られる映像の種類が増え、側部を擦りそうなシーンで車の左右を確認できるなどの機能が搭載されている。こうした製品はまさにカメラ技術と画像解析が車の安全性を向上させた例といえる。他にもカーナビのスマートフォンやクラウド技術との連携はもはや当たり前となっており、機器、映像、通信、ソフトといったIT系の技術は車へ結実しつつあると言っても過言ではない。

全周囲俯瞰カメラシステムを搭載するポルシェ パナメーラ
全周囲俯瞰カメラシステムを搭載するポルシェ パナメーラ
サイドミラーの下に魚眼レンズと組み合わせたカメラを搭載
サイドミラーの下に魚眼レンズと組み合わせたカメラを搭載
従来の製品に比べ、車の両サイドをズームアップして見られるなど、見られる映像の種類が増えているという
従来の製品に比べ、車の両サイドをズームアップして見られるなど、見られる映像の種類が増えているという

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