8月に開催された決算報告の電話会議で述べたとおり、Cisco Systemsは現在、大規模な組織再編に取り組んでいる。最高経営責任者(CEO)のJohn Chambers氏と最高財務責任者(CFO)のFrank Calderone氏は当時、大規模な人員削減を含む、社内改革を実施する予定だと株主らに警告していた。両氏は時期を明かさなかったものの、人員削減がCisco全従業員の約8%に相当するおよそ6000人の規模になるとの見通しを示していた。
人員削減に伴う費用として7億ドルを計上する予定だと、同氏らは付け加えていた。
報道によると、Ciscoの計画に基づくレイオフと組織改革が既に進行しているという。
米ZDNet.comの取材に対し、Ciscoの広報担当者は報道が事実であると認め、次の声明を寄せた。
8月13日の決算会議で発表したとおり、Ciscoは当社事業の複数の部門にわたる限定的な組織再編を実施している。最大で、世界の従業員数の8%に相当する6000人に影響が生じる見込みである。破壊的な技術革新がかつてないほど急速に進んでおり、変化に適応して迅速に動くことがすべての企業に求められている。われわれは、将来のクラウド、セキュリティ、仮想化、アナリティクス、データセンター、IoE、コラボレーション製品のために、今行動を起こしている。成長、イノベーション、人材への投資を続けつつ、事業全体にわたってコストを管理し効率を改善する意向だ。顧客が抱える最も大きなビジネス問題の解決につながる分野を中心に、雇用は継続する。
優先度に基づいた事業の総合的な見直しに伴い、開発部門の従業員約2万5000人のすべてとは言わないが、その多くが、新しい指揮命令系統の中に配置される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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