Facebookが、メッセージングアプリ「WhatsApp」の買収について欧州で承認を得た。
190億ドル規模のWhatsApp買収は、Facebookの買収額として過去最大であり、欧州で承認を受けたことで、同社とWhatsAppが競争に関する問題を引き起こす可能性についての懸念はほとんどなくなったという。Reutersが米国時間10月3日に報じた。
欧州連合(EU)の競争政策担当委員を務めるJoaquin Almunia氏は声明で、「消費者向けコミュニケーションアプリは、欧州市民のつながりを維持するものであり、人気はますます高まっている」と述べた。「『Facebook Messenger』とWhatsAppは、そうした人気アプリのうちの2つだが、ほとんどの人は複数のコミュニケーションアプリを使用している。われわれは、今回の買収提案を慎重に審査した結果、この活発な急成長市場において競争を阻害するものではないとの結論に達した。消費者は今後も、さまざまな消費者向けコミュニケーションアプリの中から選択することができる」(Almunia氏)
欧州委員会(EC)もやはり、Facebook MessengerとWhatsAppは互角の競合企業ではないと判断した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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