海外のニュースサイトなどを見れば、英語学習の素材となり得る英文はいくらでもある。しかし、自分で選んで読んだ英文を、本当に理解しているかを自ら判断するのは、なかなかに難しい。そこで慣れないうちは、本書のような英速読に特化した教材を利用するのもいいだろう。「毎日の英文法」、「毎日の英単語」に続く第3弾である本書は、英文読解に焦点を絞った教材となっている。それも「速く読めるようになる」ための訓練ができるように設計されている。
速読の基準としては、TOEICで求められる速読の速さや、ネイティブスピーカーが普通に話すときの速さを参考に書かれている。音声は付属していないが、版元のウェブサイトからダウンロードができる。そしてこの音声を併用しないことには、本書を使って勉強しても、本当の成果は得られない。なぜなら、目、口、耳を総動員して訓練してこそ、速く英語を読んで理解するための思考回路が身につくからだ。
しかも本書では、簡単にできるようになるかのようなことは一切言っていない。「毎日30~1時間読む」うちに自然と速く読めるようになり、「本書全体を何度も繰り返す」べきだとしている。英語学習に近道はないが、正しい方法で取り組めば、必ず成果は出る。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス