何年も勉強しているのに、英語で満足にコミュニケーションが取れない場合は、根本的なやり方が間違っているのかもしれない。たとえば、ネイティブではなくても、イェール大学で英語を勉強した人は、3年で流暢に話せるほど上達するという。英語力を身につけたいと思っている人ならその秘訣を知りたいのは当然だ。
イェール大学に入るほどのエリートなのだから、頭が良くて当然、英語もできて当然と思うのもムリはない。しかし、そういう思い込みを捨てて本書を読めば、「頭がいい」ことと、英語ができるようになることとは、それほど関係がないことが分かるだろう。「正しいやり方」でやっているかどうかが問題であって、頭がいいかどうかは問題ではないのだ。
本書では、従来の「読み書き」を中心にした勉強法ではなく、「見て、体で実践」する勉強法を推奨している。見て、実践することは、つまり、「動画」を中心とした学習になるが、もちろんそれだけではない。また、動画にしても、どのような動画をどのように利用するのかが重要だ。それについては、レベルごとにお勧めの教材が多数紹介されている。さらに、発音の矯正、文法の習得、単語の増強などについても、さまざまな教材と実践的なやり方が紹介されている。本気で英語を駆使してコミュニケーションできるようになりたい人には、非常に参考になるはずだ。
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