ソフトバンク、米映画会社レジェンダリーに約270億円を出資--合弁会社も設立へ

 ソフトバンクと米レジェンダリー・エンターテインメント(レジェンダリー)は10月3日、ソフトバンクがレジェンダリーに対して2億5000万ドル(約270億円)を出資することで合意したことを発表した。また、合弁会社も設立し、中国・インド市場向けに、レジェンダリーの持つテレビ番組やデジタルコンテンツを、モバイルプラットフォームを通じて展開する予定だ。

 レジェンダリーは、映画(レジェンダリー・ピクチャーズ)や、テレビ(レジェンダリー・テレビジョン)、コミック(レジェンダリー・コミックス)など、幅広いエンターテイメントコンテンツを手がけるグループ。たとえば映画は、日本でも7月に公開された「GODZILLA ゴジラ」や、「インセプション」「バットマン ビギンズ」「300 〈スリーハンドレッド〉」など、数々のヒット作を制作している。レジェンダリー・ピクチャーズ関連制作の世界累計興行総収入は90億ドルに及ぶという。

 ソフトバンクによる出資は、諸条件を満たした上で2014年10月に完了する予定。今回の出資にともない、ソフトバンクのバイスチェアマンでSoftBank Internet and Media(SIMI)のCEOであるニケシュ・アローラ氏は、レジェンダリーの取締役に任命される予定だという。

 レジェンダリーのChairman and CEOであるトーマス・タル氏は、今回の出資について、「孫正義氏は、ソフトバンクを世界で最も尊敬される企業のひとつに成長させた。また、ニケシュの参画およびSIMIの始動により、メディア・エンターテインメント業界と今まで以上に関係を深める素晴らしい機会を得た。我々は、SIMIにとって初のビジネスパートナーとなり、レジェンダリーの新たな成長を目指し協業していくことを大変うれしく思う」とコメントしている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]