香港で民主化を求めるデモが展開される中、中国では「Instagram」がアクセス不能になっているようだ。
複数の監視サイトや中国発の報道によると、Facebookが所有する同写真共有アプリは中国本土でブロックされているという。今回の動きは、香港の警察が催涙ガスを使って抗議者を道路から排除する様子をとらえた写真や動画がInstagramを含むソーシャルメディアサイトに投稿されていることを受けて、実施されたようだ。
米CNETはInstagramに確認を求めたが、今のところ回答は得られていない。
今回のデモに関連する画像の多くは、「#OccupyCentral」や「#OccupyHK」といったハッシュタグを付けて投稿されている。Reutersの報道によれば、中国のTwitter風ミニブログサイト「Weibo」では、「Occupy Central」というフレーズがブロックされたという。
中国は9月、プライバシーを重視する検索エンジン「DuckDuckGo」をブロックした。さらに、報道によると、6月には、1989年に起きた天安門事件の25周年記念日が近づく中で、Googleのサービスがブロックされたという。
中国でInstagramをブロックしても、香港の人々が抗議の写真を投稿したり、ほかの国の人々がそれらの画像を閲覧したりするのを止めさせることはできない。先週、半自治権を有する香港に真の民主改革を認めるよう中国政府に求める学生たちが座り込みを行ったことが発端となって、今回の抗議活動が始まった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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