アップル、音楽サービス「Beats Music」の名称を変更か

Seth Rosenblatt (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年09月24日 08時24分

 Appleの「Beats Music」サービスが刷新されるかもしれない。

Appleは2014年に入って、Beatsを30億ドルで買収した。Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏(写真左から2番目)と写真に収まるBeats共同創設者Jimmy IovineとDr. Dre氏、そして、iTunes担当幹部Eddy Cue氏(写真右端)
Appleは2014年に入って、Beatsを30億ドルで買収した。Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏(写真左から2番目)と写真に収まるBeats共同創設者Jimmy IovineとDr. Dre氏、そして、iTunes担当幹部Eddy Cue氏(写真右端)
提供:Apple

 Beats Musicの今後については、相反する報道がなされている。Appleは、30億ドルでのBeats買収によって、月額10ドルのサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスであるBeats Musicを手に入れた。TechCrunchによると、同サービスが完全に廃止される可能性があるという。一方Re/codeは、サービスは継続されるが名称が徐々に廃止される可能性があると報じている。

 Appleの広報担当者は米CNETに対し、AppleがBeats音楽ストリーミングサービスを廃止するというTechCrunchの報道は「まったくの誤り」だと述べた。

 Re/codeが指摘しているように、Beats Musicという名称が廃止される可能性の方が高い。おそらくは、それよりもずっと有名な「iTunes」ブランドにちなんだ名称となり、AppleのiTunesという全般的なパッケージに統合されるのだろう。

 Jackdaw ResearchのアナリストであるJan Dawson氏は、「その名称を変更せずにそのまま使用したとすれば、わたしは少し驚いていただろう」と述べ、Beats MusicにAppleとiTunesのブランド名が付けられることになると同氏はずっと思っていたと述べた。

 Beats Musicの最終的な行方に関する今回の混乱した報道は、Appleが同社を買収した当初に湧き上がった疑問と疑念をあらためて浮き彫りにする。Beats Musicは、Apple独自の音楽ストリーミングサービス「iTunes Radio」にやや類似する有料サービスである(iTunes Radioは広告収入型で無料)。Beatsの主要ビジネスは、人気の高いステレオヘッドホンである。

 TechCrunchの記事では、新型「iPhone」にはBeats Musicアプリがプリインストールされていないが、「Apple TV」に対する先週のアップデートでは、Beats Musicアプリが米国においては初めて追加されたことが指摘されている。

 2014年1月にAT&Tを主要事業者パートナーとして提供開始されたBeats Musicは、音楽ストリーミング業界では比較的新参のサービスである。2013年に提供開始されたiTunes Radio以外にも、Spotify、Pandora、Rhapsodyといった確立された競合サービスがある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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