ガジェットの修理と分解で有名なiFixitは、新しく発売された「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」をさっそく分解し、Appleの最新スマートフォン内部で厳重にガードされているコンポーネントを調べた。また、PhoneBuffのDave Rahimi氏は、米国からオーストラリアに飛んで世界で初めてiPhone 6を購入した後、路上で落下テストを実施し、地面に落とした2種類のiPhoneが、その衝撃にどの程度持ちこたえるかを調べた。
Appleの新しいスマートフォンは9月19日に発売され、世界中のApple Storeの前で人々が行列に並んだ。iPhone 6とiPhone 6 Plusは、それぞれ4.7インチと5.5インチのディスプレイを備え、これまでで最大サイズのiPhoneとなっているが、2013年に発売された「iPhone 5s」と比べて他に大きな違いはほとんどない。
本体の大型化に伴って、iPhone 6 Plusのバッテリ容量は2915mAhとなった。これは、iPhone 5sのおよそ2倍で、iPhone 6の1810 mAhよりも大きい。ただし、iPhone 6 Plusは、その大型ディスプレイに電源を供給する必要がある。
iPhone 6とiPhone 6 Plusはどちらも、「A8」システムオンチップ(部品番号:APL1011)と第2世代の「M8」モーションコプロセッサ、それにQualcommの「MDM9625M」LTEモデムを搭載している。
また、どちらのモデルもNXP Semiconductorsが製造したNFCモジュールを備えている。ただし、このNFCチップはAppleの決済プラットフォーム「Apple Pay」でしか使えないため、英国など一部の国では利用できない。そのため、ほとんどの「Android」搭載スマートフォンで利用できる優れたNFC機能も、iPhoneでは使えないだろう。
大型のディスプレイとバッテリのほかに、iPhone 6 Plusならではの機能としては、8メガピクセルカメラの光学式手ぶれ補正が挙げられる。
その他の興味深い点は、ゴム製の新しいガスケットが音量ボタンと電源ボタンの周囲を覆っていることだ。これは、旧モデルより水やホコリからボタンを保護できるようにするためだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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