「Windows 8」を搭載するスレート型タブレットが多数販売されていることを考えると、Microsoftが充電可能なポータブルBluetoothキーボードアクセサリを発表したのは、意外なことではない。意外なのは、このMicrosoftブランドのキーボードがWindows 8だけでなく、「Android」デバイスと「iOS」デバイスもサポートすると宣伝されていることだ。
それを可能にしているのは、AndroidモードとiOSモード、Windowsモードを切り替えられる3段階スイッチの搭載だ。これにより、ユーザーは3種類のデバイス(各OS1台ずつ)を同時にペアリングして、思いのままに切り替えることができる。複数のOSで利用可能なBluetoothキーボードはほかにもあるが、それらのキーボードでは、OSを切り替えるたびに再ペアリングプロセスを実行する必要があるかもしれない。Microsoftによると、内蔵バッテリの持続時間は最大6カ月だという。充電はMicro-USB端子から行う。
この小型フォームファクタのキーボードは、ウルトラポータブルノートPCに搭載されるキーボードとほぼ同じサイズで、ソフトタッチカバーも備える。このカバーは、タブレットを立てるためのスロットを装備しており、本体の厚さが最大10mmのタブレットを支えることができる。カバーは取り外すこともできるので、ユーザーはタブレットをテーブルの上に立て、キーボードを膝の上に載せた状態で使用することが可能だ。
米CNETは少しだけ実機に触れる機会を得たが、アイランドスタイル(各キーが独立した構造)のキーは頑丈で、曲がることはないように感じた。筆者は小型ノートPC、例えば、11インチのウルトラポータブルノートを使うときと同じくらい快適にタイプすることができた。タッチパッドやポインタースティックなど、カーソルを操作するデバイスが搭載されていないので、このキーボードをWindows 8タブレット用の常用インターフェースとして検討するのは困難だ。
「Universal Mobile Keyboard」は10月に79.95ドルで発売予定だ。類似製品であるLogitechの「K480」はUniversal Mobile Keyboardより若干大きいが、同じ3種類のOSをサポートし、価格は49ドルだ。
Microsoftは「Arc Touch Bluetooth Mouse」の新バージョンもリリースする。新バージョンは、「Surface Pro」タブレットとのペアリングを想定したSurfaceブランドのバージョンにそっくりだが、本体カラーにより一般的なグレーを採用しており、Surfaceブランドは完全に排除されている。価格は69.95ドルで、9月下旬に発売予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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