専用番号や既存の電話番号のグループに発信と受信ができる電話サービス「Google Voice」が、ビデオチャットサービスの「Hangouts」と連携することになった。
Googleが米国時間9月10日に発表したところによると、Google VoiceユーザーがHangoutsを開くと、ボイスメールのトランスクリプトやテキストメッセージが、Hangoutsで受信したメッセージの隣に表示されるようになるという。また、Google Voiceアカウントに送られたテキストメッセージにHangoutsから返信することも可能になる。
Hangoutsは、Microsoft傘下の「Skype」のようなコミュニケーションサービスのGoogle版だ。このサービスを使うと、テキストや動画、そして今後は電話を通じて、グループ内のやりとりができる。HangoutsはiOSとAndroid、ウェブで利用可能だ。
Google Voiceの電話機能がHangoutsに追加されたのは、同サービスにとっては自然な流れのように見える。Google Voiceとの連携のおかげで、Hangoutsユーザーは、ウェブやAndroid、iOSのアプリを通じて、米国やカナダのどの番号にでも無料で電話をかけられるようになった。国際電話も可能だが、料金がかかる。
Google Voiceの一部機能がHangoutsに統合されるが、当面、Google Voiceはスタンドアロンアプリのままで提供されるようだ。とはいえ、Google Voiceの終わりは近づいており、最終的にはHangoutsがGoogle Voiceをすべて飲み込んでしまうはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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