コピーライターではなくても、ネットに載せる文章を書かなければいけない状況にある人はいる。メールはもちろんのこと、自社のウェブサイトやプレスリリースなど、文章を出す機会はたくさんあるが、マーケティング関連の文章を書くための専門の部署があるような会社ばかりではないだろう。
読んでもらえるようなコピーを意識して書けるようになるためには、ある程度の訓練が必要だが、コピーライティングの基本を学ぶことで、最初のハードルをクリアできるとともに、陳腐化しない力を付けることができる。
本書には、画期的なコピーライティングの手法が書かれているわけではないが、今後の力となっていくであろう、実践のための基礎知識がまとめられているので、最初に読むのに最適だ。紙に書かれた文章でも、最近はよく読まない人が多いという印象だが、ネットの場合は、紙以上に読まれないことを前提に書くようにしなければならない。たとえば、製品やサービスに対する思い入れが強くなるほど、あれもこれも伝えたいと思ってしまいがちだが、潔く削って、言いたいことを1つに絞らなければ、結局は何も伝えられないのと同じことになってしまうのだ。
コピーの基礎を本書で学んだ後は、掲載されているお勧め書籍を読めば、コピーに対する知識をさらに深めることができ、実際の仕事に役立つだろう。
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