ブログを収入源にして生きていきたい、という人は多くいるようだ。しかし自分で使ってもいない商品を並べただけのアフィリエイトブログや、はやりのサービスを取りあげただけのようなブログでは、長続きしないどころか人も寄りつかなくなるだろう。自分の好きなことをブログに書き続け、それが収入になるようにするには、それなりの技術が必要ではあるが、何より大切なことは、人の役に立つことを書きたいという「気持ち」だ。
著者の染谷氏は、現在サラリーマンを辞めてフリーランサーとしてブログを書いているそうだが、最初からブログだけで「飯を食えていた」わけではないという。サラリーマンを辞めて、ブログを収入源にするまでの紆余曲折は、本書の冒頭で語られている。著者自身の生き方の一端を知ることで、著者の人柄を知ることになる。人柄はそのまま文章に表れるため、テクニックうんぬんではなく、なぜそのブログに人が集まるようになったかを考えるきっかけとなる。そこに、自分がブログを続けていくためのヒントがあるのではないか。
本書には「ワーク」という、ブログ初心者、中級者、ベテランのそれぞれの立場の人に向けた、問いかけが用意されている。このワークに取り組むことで、自分がブログでやりたいこと、必要なことがが見えてくる。そうして見つけた答えは、自分の夢をかなえるための一歩となるだろう。
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