ReceRecoは、レシートの写真を撮影すると、自動で内容を読み取ってデータに変換してくれる家計簿アプリだ。iPhoneのカメラを使って写真を撮影することもできるほか、PFUから販売されているドキュメントスキャナのScanSnapと連携させることによって、ScanSnapでスキャンした画像を使うことも可能だ。
作成したデータは、アプリ内で見る以外にも、さまざまな方法によって外部ツールで利用できる。Excelなどの表計算ソフトで編集できるCSV形式でデータを書き出せるほか、Evernoteとも連携できるので、自動連携機能をオンにしておけば、データのバックアップにもなる。また、マネーフォワード、MoneyLook、freeeといった外部の家計簿・会計サービスとも連携でき、家計簿から一歩進んだ帳簿への記帳を目的として利用することも可能だ。
ReceRecoは、会計というよりも「家計簿」という側面から、日々の家計を助けてくれるような情報提供に力を入れているようだ。毎日の献立に悩まなくてもいいように、E・recipeの献立を表示してくれる。もちろん、アプリ内から料理名や材料で献立を検索することもできる。献立をタップすると、自動的にSafariが起動して選択した献立のページが表示される。また、郵便番号から判断される自宅エリア付近のスーパーのチラシを見ることもできる。献立を決めてチラシで特売の店を探し、買い物した後はレシートをReceRecoに取り込むという流れだ。
レシートの読み取り機能そのものは、写真で撮影したレシートも、かなりの精度で変換してくれる。明るい場所で撮影し、はっきりと印字されたレシートであるほど、その後の修正が少なくて済むようだ。ただ、写真で撮影するよりも良い結果が得られそうな、スキャンした画像でも、それほど精度がアップした感じではなかった。データ自体は使い込んでいくうちに、よく行く店の情報やよく購入する品目名が蓄積され、自分の使いやすいReceRecoになっていくだろう。
品目の分類などは多少手間がかかるが、毎月の支出の内訳をグラフで確認することもできるので、きちんと記録しておくほど、後々役に立つデータが蓄積されることになる。
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