Google翻訳は、80種類の言語に対応している翻訳アプリだ。キーボードによるテキスト入力のほか、音声と手書き文字での入力にも対応しているので、キーボードで目的の言語の入力方法が分からなくても利用できる。また、合成ボイスではあるが、原語と翻訳後の言語の発音を確認できる。翻訳したテキストは、お気に入りに登録すれば、いつでも参照することが可能だ。
まずは、原文の言語と訳文の言語を設定する。画面の左側が原文言語で、右側が訳文言語だ。言語の間に表示されている双方向の矢印をタップすると、言語の向きを入れ替えられる。言語の下のテキストボックスに、翻訳したいテキストをキーボードで入力するか、あらかじめコピーしてあるテキストをペーストし、「GO」(キーボードに応じて異なる)をタップすると、翻訳後のテキストが表示される。
手書きで入力する場合は、テキストボックスの右下にある線がうねったようなアイコンをタップする。手書き入力エリアが表示されるので、1文字ずつ画面に書いていこう。手書き入力中に自動的に1文字ずつが確定されるようにするには、設定画面で「手書き入力」を選択し、「自動確定」をオンにしておく。言語によっては、どこからどこまでが1文字か分からない場合もあるので、これをオンにしておくと自動判別してくれて便利だ。
音声で入力する場合は、テキストボックスの右下にあるマイクのアイコンをタップする。即座に、音声で入力できる状態になるので、調べたい言葉を発話しよう。英語、アラビア語、ポルトガル語、中国語、スペイン語の場合、設定画面の「音声入力」画面で、アメリカ英語やイギリス英語、標準中国語や広東語などの音声の種類を選択できる。
惜しむらくは、写真を読み取って翻訳してくれるOCR機能がないことだ。ウェブサイトやメールなどからテキストを翻訳したい場合は、テキストをコピー&ペーストするだけで済むが、たとえば、印刷物に書かれている文章や、町中の看板などに書かれている単語の意味をとっさに知りたいと思っても、たいていの場合は読み方は分からないので、見ようみまねで手書き入力するしかない。長い文章になるほど、これは大変なことだ。Android版のGoogle翻訳アプリには、写真から翻訳できる機能があるので、ぜひともiPhone版にも同じ機能を搭載してもらいたい。
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