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コクヨのデジタルノート「CamiApp S」--使い勝手をチェック - (page 2)

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OCRに価値がある

 ここまで苦労してもCamiApp Sを使うメリットは、保存されたノートをCamiAppに読み込んだときにようやく実感できた。単にJPEG画像として保存するだけなら、従来のようにCamiAppシリーズのノートにお気に入りのペンで書いて、写真を撮って保存した方がよっぽど楽だし安く済む。

 しかし、CamiApp Sを介して保存したノートは自動的にOCRにかけられて、CamiAppのコメント欄に、編集可能なテキストとして保存されるのだ。Evernoteとの連携を設定してあれば、Evernoteのノートには画像とテキストの両方が保存されるので、PCなどの他のデバイスで、このテキストを元に原稿を書いたり、議事録を作成したりといった編集作業がしやすくなる。

  • ノートのアクションボックスに数字を記入した時に実行されるアクションを、CamiAppアプリの「アクションマーカー設定」で設定しておく

  • 登録できるアクションは全部で8種類。どの番号がどのアクションか、8種類を覚えておくのは、ちょっと大変かもしれない

  • 読み込んだノートの詳細画面。ノートの画像のほか、OCRで処理されたテキストがコメント欄に表示される

  • OCRは横書きのみに対応している。長い文章でも、丁寧な字を書けば、かなりの高精度でテキスト化してくれる。追記して保存した場合は、追記までの画像と、追記後の画像が別々に保存される

 ただし、Dropboxなどのストレージサービスに保存したり、写真として保存したりするアクションの場合は画像のみが保存され、テキストはCamiAppアプリにしか残らない。ノートを取った後、テキストを編集するならば、Evernoteとの連携は必須かもしれない。Evernoteと連携すると、保存先のノートブックを指定できるほか、タグも指定しておくことができる。Evernoteと連携してこそのCamiApp Sのようだ。

デザインが武骨すぎる

 ノートをただ画像として保存するだけでなく、テキストとして使いたいという人には、CamiApp Sは検討する価値があるが、素敵な文房具を持つ喜びという観点からは、あまり興味を引かれないのではないか。まず、ノートブックタイプは、女性の筆者が片手で持つには、ごつくて重い。また、黒一色のカバーはビジネスシーンには向いているのかもしれないが、威圧感がある。内側のビニール部分も、安っぽく感じられて残念だ。

  • 専用ペン。ボールペンの芯が同梱されているので、自分で差し込む

 専用ペンの形は実用重視なのだろう。今どきはおしゃれなペンがたくさんあるし、コクヨからも発売されているのだから、もう少し高級感のある形にならなかったのだろうか。書き心地はさすがに滑らかでインクの滑りは良いが、書くときに若干押し込む感触があり、カチャカチャ音がするので、静かな会議では結構気になるのではないか。ノートを粘着テープで貼り付けて固定するという方法も、もう少し、スマートな方法はないものかと思う。

まとめ

 正直に言って、ノートブックタイプは、普段使いにはあまりに大げさすぎる。本体が2枚に分かれている分、ノートを挟むと、2.5cmほどの厚みになり730gにもなる。これはノートを取るための道具としては重すぎる。おそらく、メモパッドタイプの方が使い勝手が良いのではなかろうか。

 メモパッドタイプなら460gとだいぶ軽くなり、厚みも本体1枚分減る。ノートを取るという目的なら、何も「ノートブック」形式でなくても良い。OCR機能はかなり優秀なので、実用的には十分にお勧めできるが、購入するなら、メモパッドタイプがいいだろう。

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