Amazonの「Kindle」は電子書籍リーダーの代名詞的存在になったが、ほかにもユーザーの人生を豊かにしてくれる独自の特長を持った、さまざまな電子書籍リーダーが存在する。
「Kobo Aura H2O」はそうしたデバイスの1つであり、その防水機能と高解像度ディスプレイは、巨大なライバルであるKindleと戦う際の武器になるだろう。
この入浴中にも使える新型デバイスは、2014年中に英国、それ以外の欧州、北米で発売される予定だ。価格は180ドル。
幅129mm、高さ179mm(5インチ×7インチ)のKobo Aura H2Oは、「Kindle Paperwhite」よりもわずかに大きいが、ジャケットのポケットに余裕をもって入れられるサイズだ。 重さは233gで、やはりKindle Paperwhiteの206gよりも若干重いが、バッグの中に入れてしまえばその違いには気づかないだろう。
Aura H2Oの一番の売りは、その防水機能だ。水深1mで最大30分間、問題なく機能する性能を持っている。それほど長く水中で読書をしたいという人はあまりいないだろうが(ダイビング旅行で退屈になったというような場合以外は)、休日にプールサイドで読書をしているときに、子供に急に水をかけられてもデバイスが壊れないと安心できるのはよいことだ。これは、入浴中に本を読んでリラックスしたい人にとっても歓迎すべき機能だろう。
スタイルの面では他の電子書籍リーダーと似たようなものだ。Aura H2Oは黒い長方形で、前面には物理ボタンはなく、すべての操作はタッチスクリーンで行う。少なくともこれで十分に機能するし、電子書籍リーダーが豪華な製品デザインを持っている必要はないかもしれない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス