6.8インチのディスプレイには、Kindleなどの他の電子書籍リーダーで使われているものと同じ、E Inkの技術が使われている。普通のLCDスクリーンとは違い、E Inkにはバックライトがないため、目の疲れにつながるちらつきもない。E Inkのスクリーンで文章を読むのは、タブレットの画面でテキストを読むよりも、紙で読むのに近い。スクリーンの解像度は1430×1080ピクセルで、電子書籍リーダーの中ではもっともシャープだ。
E Inkのディスプレイは驚くほど電力効率が高く、ページを更新するときにのみ電力を使用する。Koboによれば、1回の充電で最大2カ月まで使用できるという。ただしこれは1日に30分間読書することを仮定した場合で、物語に熱中して1日中本を読みふけった場合には、それほど持続するわけではない。それでも、1週間の休暇程度であれば、1回の充電で十分に使えるはずだ。
新しい本は、400万タイトル以上用意されているKoboのブックストアから直接入手できる。さらに、ePub、PDF、その他さまざまな形式の電子書籍がサポートされているため、他の情報源から電子書籍をダウンロードして読み込ませることもできる。ただし、これにはAmazonのKindleサービスは含まれない。Amazonが販売した電子書籍を扱えるのはKindleだけだ。Koboには「Android」と「iPhone」の無料アプリもあるため、お気に入りの著者の本がストアにあるかどうかを事前にチェックできる。
自宅やバスで本を読むだけの人にとっては、防水の電子書籍リーダーは特に重要ではないかもしれない。しかし、もしプールサイドやビーチ、フルーティなカクテルのグラスが立っているバーなどで安心して使えるデバイスを探しているのであれば、Kobo Aura H2Oをチェックしてみる価値はある。
このデバイスは、ドイツで開催されるIFAでお披露目される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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