朝日新聞社は9月1日、個人が人生の出来事や思い出を1冊の本につづる「自分史」の作成を支援する新事業「朝日自分史」を開始した。ニュース発信や新聞製作で培ったリソースを個人向けに活用する。
朝日自分史では、同紙記者経験者による取材、執筆、編集、校正サービスを提供。記者経験者が顧客の人生を取材して原稿を執筆するコースと、顧客の原稿にアドバイス、校正するコースがある。当初は首都圏近辺在住または当社東京本社(東京都中央区築地5-3-2)に来社できる人のみを対象とし、今後サービス範囲を拡大していくという。
さらに、記者経験者による講座を複数人で受けながら自分史を作成する「セミナーコース」や、ウェブ上で顧客自身が本を編集する「自己編集コース」を用意。フォトジャーナリストによるポートレート写真撮影サービスのオプションも提供する。
自分史づくりには、朝日新聞がこれまでに撮影・掲載してきた写真や、新聞紙面のデータベースを活用できる。歴史的な写真や100年分の紙面を使えるほか、自分の周りの出来事と当時の世の中のニュースを盛り込んだ、オリジナルの年表を追加することもできるという。
価格は取材回数、本の体裁、印刷冊数によって変動する。一例を挙げると、記者取材コースで「記者取材×4回/執筆/ソフトカバー/100~199ページ/30冊制作」で111万円。原稿持込コースで「面談・文章校正・指導×3回/ソフトカバー/100~199ページ/30冊制作」で61万円。自己編集コースで「1冊/99ページ以下」で1万3400円。
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