残念ながら、製品に付属してくるクイックスタートガイドには、Rolling Spiderでどのような動きが可能なのか、そしてどのようにコントロールするのかは網羅されていない。しかし、アプリのヘルプガイドからすべての情報が得られるうえ、Parrotのサイトからは操作マニュアルをダウンロードでき、複数のYouTube動画にアクセスすることもできる。
Rolling Spiderにはこの他にも、手から離れた瞬間にモーターを起動するフリーフォール離陸や、画面を数回タップするだけで完璧な宙返りを行う機能も用意されている。唯一欠けているのは動画撮影機能だ。
静止画は真下に向けられた640×480ピクセルのカメラで撮影できるものの、上の写真を見ると分かるようにその画質は素晴らしいとは言い難い。しかし、Rolling Spiderは33フィート近く(10メートル)の高さにまで上昇できるため、場所によっては面白い写真が撮れるはずだ。実際のところ、動画撮影機能が無くてもバッテリ持続時間が短いという点を考えると、カメラの性能はこれくらいの方がよいのかもしれない。
Rolling Spiderに弱点があるとすれば、それはバッテリ持続時間だろう。3.7Vで550mAhという小型のリチウムポリマー電池では5~8分しか飛行できず、完全充電には90分を必要とする。これは100ドル未満で手に入る他の小型ドローンでも同じだが、ドローンのパイロットになりたいという子どもにとって、待つ時間はつらいかもしれない。
ParrotのMiniDrones Rolling Spiderよりも優れたカメラを搭載した安価なクアッドコプターも販売されているが、この製品は安定した飛行性能と簡単な操縦性によって最も気軽に選択し、飛ばす(あるいは走らせる)ことのできる製品と言えるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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