Googleが「Project Wing」と呼ばれる配送システムの開発に取り組んでいる。Project Wingは、同社が「自動飛行」無人飛行機と呼ぶものを使って、さまざまな品物を人々に届ける。
Googleは2年前から同サービスに取り組んでいる。Project WingはGoogle Xが発表した最新のプロジェクトだ。Google Xは、Googleの最も野心的なプロジェクトに取り組む同社の部門である。
Googleはオーストラリアのクイーンズランド州で無人飛行機のテストを実施しており、地元の人々にさまざまなものを配達したこともある(キャンディバーや犬のおやつ、牛用ワクチン、水、ラジオなどを配達)。Googleの自動走行車プロジェクトと同様、無人飛行機もボタンを押すだけで、あらかじめプログラムされたルートを飛行できるようになる。同社によると、このシステムを商用利用できるようになるまでには、あと数年かかるという。
無人飛行機を試している大手テクノロジ企業は、Googleだけではない。Facebookも3月に発表された「Connectivity Lab」という取り組みを通して、無人飛行機を研究している。Amazonは2013年12月、商品を顧客に届ける無人飛行機システムを開発していることを発表した。しかし、Amazonの取り組みが消費者に重きを置いているように思えるのに対し、Googleの初期開発段階のシステムは災害救助を想定している。たとえば、2012年に行われた初期のミッションには、心臓発作を起こした人に除細動器を届けるというものがあった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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