UPDATE Appleは米国時間8月28日、9月9日に行われるプレスイベントの招待状を送付した。同社が拠点とするカリフォルニア州クパチーノで開催される。
招待状には「もっとお話しできればよいのだが」と記されているだけで、何が発表されるかについてはほとんど触れられていない。この文言がデジタル音声アシスタント「Siri」に関する発表を示唆しているようにも読めるが、一般的には、「iPhone 6」と呼ばれる新型「iPhone」が発表されると予測されている。またウェアラブル端末も披露される可能性がある。
多くの市場観測者は、Appleがディスプレイサイズがそれぞれ4.7インチと5.5インチの2機種の新型iPhoneを発表すると予測しているが、一方のモデルは後からリリースされるという報道もある。アナリストらは、iPhone 6が画面サイズと販売数の両方の面で、Apple史上最大の製品リリースの1つになることを期待している。同社は製造パートナーらに対し、2014年末までのiPhone生産台数を、2013年の「iPhone 5s」と「iPhone 5c」の初回生産台数よりも約30~40%増やすように要請したと報じられている。
招待状は、多くの市場観測者らの予測よりも早く送付された。Appleは例年、同イベントへの招待状を開催の1週間前に送付する。報道陣への通知が例年より早かったのは、祝日であるレイバーデー(9月の第1月曜日。2014年は9月1日)を考慮したためかもしれない。また招待状が届いたのは、ライバルである韓国のサムスンとLGが新しいスマートウォッチを発表した翌朝でもあった。Appleは、両社の発表に影を落とそうと考えた可能性がある。
会場をディアンザカレッジ(編集部注:カリフォルニア州クパチーノにある州立大学)のキャンパスにあるFlint Centerとしたことも、Appleにとっては変化だ。同社の製品発表イベントはこれまでほとんど、サンフランシスコのYerba Buena CenterやクパチーノのApple本社で開催されてきた。もっとも、Flint Centerを利用したこともある。Steve Jobs氏が1984年に初代「Mac」を発表したのも、1998年と1999年に「iMac」を披露したのもFlint Centerだった。Flint Centerは、Appleが最近利用している会場よりも多くの人数を収容できることから、今回のイベントの重要性がうかがえる。
Appleは既に、Flint Centerを同社のものにし始めている。MacRumorsが報じたように、同社はここに大きな建物を建設中だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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