Google Enterpriseチームは、「Docs」「Sheets」「Slides」がついに「iPhone」と「iPad」で利用できるようになったと発表した。これでGoogleが提供するすべての生産性アプリが、あらゆる主要なプラットフォームでアクセス可能になった。
Slidesアプリについては、「Google Drive」から分離されて、iPhone、iPad、「iPod touch」向けのスタンドアロンアプリとして提供される。
同チームは6月、同社の生産性スイート全体を「Microsoft Office」互換にするという同チームの取り組みにおいて、モビリティが次の優先課題にすることを約束していた。互換性がすべての携帯端末に拡大されたことで、ユーザーは、端末にOfficeをインストールすることなく、Officeファイルを編集および共有できるようになった。
「iOS」との互換性を追加したことにより、「いつでもあらゆるファイルをどの端末上でも処理できる」ようになったとGoogleは述べた。
GoogleのソフトウェアエンジニアであるLi-Wei Lee氏は、新機能を発表するブログの投稿で次のように記した。
Microsoft Officeで最初に作成したファイルであるか、「Android」搭載のスマートフォン、タブレット、iPhone、iPad、「Chromebook」、またはノートPC上のDocsやSheets、Slidesで作成したファイルであるかにかかわらず、またインターネットに接続されているかどうかにかかわらず、あらゆる作業を「Google Apps」で行うことができる。
今回のアップグレードは、Googleが生産性向上に向けて、進んで同社のプラットフォームに他社製品との互換性を持たせるつもりであることを示す一方で、使用していないOfficeサブスクリプションを解約しようと考える企業に対する代替案として、同社アプリを位置づけていることもうかがわせている。Softwatchによると「Officeライセンスの約80%があまり使用されておらず、多くの従業員が、1日に数分しかOfficeを使用しないかまったく使用していない」とGoogleは指摘している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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