AQUOS CRYSTALは、1080p/30fpsの動画撮影が可能な8メガピクセルのメインカメラと、720pの動画を撮影できる1.2メガピクセルのビデオチャット用前面カメラを備える。カメラには、より高画質な写真撮影を支援する機能がいくつか搭載されている。その1つが、暗い夜の撮影時に明るさを増す「Night Catch」と呼ばれる機能だ。また、カメラが笑顔を検出したときに写真を撮影するモードも備える。
カラーは、ホワイト、ブラック、ピンク、ブルーの4色。背面カバーには、サムスンの「GALAXY S5」のように小さな窪みがたくさんある。Sprintはブラックとホワイトのモデルのみを扱う予定だ。
日本では、AQUOS CRYSTALのバリエーションで、5.5インチのスクリーンを備える「AQUOS CRYSTAL X」も発売される。CRYSTAL Xの米国展開の有無やその時期については、現時点では明らかにされていない。
AQUOS CRYSTALは、米国ではSprintのほか、プリペイドキャリアのBoost MobileとVirgin Mobileでも扱われる予定だ。日本でも、携帯電話キャリアのソフトバンクから発売される。日本での発売日は8月29日だが、米国での正式なリリース日はまだ発表されていない。
米国でSprintから発売されるAQUOS CRYSTALは、4G LTE、高品質通話サービス「HD Voice」、Wi-Fi通話をサポートする。
価格体系を紹介すると、Sprintで新たに2年契約を結んだ場合、本体価格の20ドルと、税と手数料がかかる。Sprintと契約を結びたくない人も、月々10ドルを24カ月間支払えば、頭金なしで入手できる。Boost MobileやVirgin Mobileでは149ドル(税別)で購入することができる。最後に、契約なしで購入する場合の価格は239ドルだ。
米国では、スマートフォンメーカーとしてより、テレビメーカーとしてよく知られているシャープは、同社のHDディスプレイで使われている技術の一部をAQUOS CRYSTALに応用している。しかし、シャープは米国においてHTCやサムスン、LGに比べてブランド認知度が低いため、米国ユーザーの関心を引くのに苦労するかもしれない。
「LG G3」やMotorolaの「Moto X」など、ハイエンドやミッドレンジのスマートフォンがひしめく米国において、AQUOS CRYSTALが存在感を示すのは難しいだろう。しかし、同スマートフォンの人目を引くスクリーン、手ごろな価格、満足できる水準のスペックはプラスに作用するはずだ。同程度のスペックのハイエンドスマートフォンが500ドル以上で販売されていることを考えればなおさらだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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