友達が挑戦したマウンテンバイク、スケートボード、カヤックなどによる冒険をGoProで撮影したタイムラプス映像を見るのは楽しいが、揺れの激しい映像を見ているとめまいを覚えるときがたまにある。
Microsoft Researchは、激しく揺れるタイムラプス映像でめまいを感じないようにするため、スムーズな動画に変える新たなツールを提供しようとしている。同社は米国時間8月11日、動画フレームをつなぎ合わせて動画から揺れを取り除くアルゴリズムを開発したと発表した。
Microsoftの研究者Johannes Kopf氏、Michael Cohen氏、Richard Szeliski氏はブログ投稿で「高速時には、これまでの手ぶれ補正法と組み合わせたシンプルなフレームのサブサンプリングではうまくいかない。なぜなら、一人称視点の動画にみられる不規則なカメラ揺れは、スピードが上がることで増幅されるためだ」と記した。
編集前の動画をタイムラプス映像に変換することが重要なのは、そうしなければ数時間分の退屈でつまらない映像になってしまう動画を高速化できるからだ。Microsoftの研究者が指摘するとおり、「鑑賞に時間が掛かるひどく退屈なものである点を除けば、そうした映像にはまったく問題ない」
しかし、編集前の動画をタイムラプス映像に変換することで、揺れという問題が生じる。そこで、Microsoftのツールを使用してタイムラプスを次のレベル、すなわち同社の研究者らが「hyper-lapse」と呼んでいるレベルまで引き上げることで、動画をずっと見やすくできる可能性がある。
このプロジェクトは依然ベータ状態にあるため、研究者らは、Windowsアプリとして早く提供できるよう取り組んでいると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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