1994年といえば映画「フォレスト・ガンプ」が公開された年だ。ソニーの初代「PlayStation」が日本で発売された年でもある。「Netscape Navigator」ベータ版がダウンロード提供されたのもその年だった。
Microsoft.comが新しく開設されたのも1994年だった。現在、同ホームページ開設20周年を記念して、その当時のホームページが再現されている。
1994年のホームページは、今日の基準からすると古臭く時代遅れに見えるが、1994年当時はやや重めで、当時のダイアルアップ接続に負担がかかるものだった。Microsoft.comの初代管理者だったMark Ingalls氏はブログ投稿で、「当時家庭でこれにアクセスする人の多くは、画面上にこの画像が表示されるまでに3~5まで数えることができた」と述べた。
Microsoftがそもそもサイトを開設しようと考えた主な理由の1つは、「Knowledge Base」が拡大し、その情報に顧客がより簡単にアクセスできるようにしたいと思ったためだ。その結果誕生したのが、星空のようなもの上にぎざぎざの朝日があり、リンクが並ぶこの画像だ。「お使いのブラウザが画像に対応しない場合は、テキストメニューをご利用ください」という注意書きも親切に記載されている。
同サイトの再現を請け負ったのはウェブデザイン企業のParavelだ。ParavelのDave Rupert氏は、今回のプロジェクトを考古学の採掘作業になぞらえている。担当者らは、フォントやテーブル用のHTMLタグも存在しなかった時代に作成されたサイトを再現するにあたって直面した技術的課題を詳細に説明している。Paravelは、最近実施されたMicrosoftの現在のホームページの刷新も担当した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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