Appleとサムスンの特許をめぐる争いは、米国外では終結したかもしれないが、米国ではなおも厳しい対立が続いている。
米特許商標庁(USPTO)は、Appleが直近の対サムスン特許侵害訴訟で対象とした特許の1つについてAppleによる複数のクレームを拒絶し、一部の態様が有効でないとする仮決定を行った。対象となった特許(米国特許No.8074172)は、ユーザーの入力に基づいて入力候補を自動的に提示する「オートコンプリート」機能に関するものだ。
USPTOの報告書は、これらの特許に関する最終決定ではない。Appleは今後、さらに多くの情報を提供して自社の特許の保護を求めることができるため、この問題が解決するまでに数カ月から数年かかる可能性がある。また、今回の仮決定は、特許侵害をめぐる連邦地方裁判所の判断に影響を与えるものではない。だが、サムスンは米国時間8月7日、「サムスンによる米国特許No.8074172無効の抗弁に関連する」ものとして、このUSPTOの報告書を裁判所に提出した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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