米国特許商標庁(USPTO)は米国時間8月7日、Appleによる「デスクトップ環境における知的なデジタルアシスタント」に関する特許出願を公開した。92ページにおよぶ出願書類では、要するに、現時点では「iOS」でしか提供されていない「Siri」の技術をMacに適用して、「OS X」を今よりも賢くするための方法が説明されている。
出願書類によると、この技術を使えば、Mac利用者は自然な言葉で命令を出し、手を動かすことなくコンピュータにアクションの実行を求めることができる。この技術ではデータを検索する際に、命令が出された文脈を利用して、何を検索するべきかをはっきりさせる。
また出願内容によると、Mac版のSiriは、アプリケーションを開くか、アプリケーションを開くよう単に音声コマンドで要求することで作動する。iOS版のSiriと同じように、コマンドを聞くとAppleのサーバとやり取りして適切な反応を判断する。また、iOS版と同様に、OS内のどこからでも起動することができる。
そしてAppleは、Macは処理性能がより高いため、Siriにできることがやや広がると想定している。Mac版のSiriでは、複数のファイルフォルダの作成から画像の挿入まで、あらゆる作業が可能になるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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