コクヨや三井物産がスタートアップに期待すること--「KDDI ∞ Labo」第7期 - (page 2)

 コクヨ : スタートアップ企業と具体的な連携をする機会が中々なかった。我々が持っていないソフトウェアやアプリ開発など、デジタル系のノウハウや強みを社外から刺激として取り入れ、従来型のマーケットインの開発とは違う形で経験値を高めていきたい。またスタートアップは事業開発のスピード感が全く違う。開発プロセスでどうお互いで刺激し合えるか、そこに期待したい。

  • テレビ朝日 総合ビジネス局ビジネス戦略部の森悠紀氏

 テレビ朝日 : テレビ朝日でも、これまでスタートアップ企業の支援をあまりしてこなかった。第7期に携わることで革新的なサービスのアイデアが生まれると信じているし、その一助になりたい。期待することは、情報収集や情報集約部分の新しい技術。特にBtoB、BtoBtoCなどのアイデアや技術だ。また、所属は関係なしに世の中の新しいところ。たとえば、ネットとリアルをつなげる新しい発想や、ウェアラブル端末などのハードウェアにも期待したい。

 プラス : プログラムについては、KDDIの構築するスタートアップ企業のエコシステムに入ることが目的。私どもは日常的にベンチャーとの連携は模索しているので、このプログラムは純粋に楽しみたい。期待することは、(1)クレイジーなアイデア、(2)ガンガン突っ込んでくれるクレイジーなアントレプレナー、(3)3カ月の短い期間でサービスインしないといけないのでヘタレない気合と根性のある人。

  • 三井物産 次世代・機能推進本部の松井敏行氏

 三井物産 : 産業をまたいでいるので特定の業界などにこだわっていないが、大手企業からは出てきづらい斬新なアイデアを持ったスタートアップや面白い人に期待したい。また、KDDIなのでIT系の企業が多いと思うが、そことは関係ない世界の方にもお会いしたい。

――KDDIとして、大企業とスタートアップ企業の連携でどのような効果を期待したいか。

 KDDI : 実はこれまでも大手企業との連携はしている。しかし、時間がない中でそこから候補を選ぶのと、(メンタリング企業のように)すぐ近くにいるのとではスピードが全然違う。また、今回は純IT企業のようなところはあえてパートナーとして選んでいない。IT系であれば、KDDIもスタートアップ企業もネットワークがあるからだ。このほか、外部アドバイザーなどもいるので、このネットワークを使って実際の活動の場ですぐに答えや方向性を出せるようになるのではないか。

  • KDDI ∞ Laboのラボ長である江幡智広氏

 第7期のチームについては、13社(5社がメンタリング企業、8社がサポート企業)の領域と直接関わってみたいと思っている企業だと、最初から明確に期待値をもっているので、そうした企業の応募には期待したい。せっかくなのでITのみならずハードウェアなどの夢のある事業や、社会的に非常に価値のある事業、たとえばお金になるか分からないけれど、社会の課題として誰もが気づいていることなどに取り組んでいく企業に応募していただけると、我々としても支援のしがいがある。

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